名無し化ノート。

日々生きることを頑張る生活クラスタ。

「仮面ライダーエグゼイド トリロジーPART3」を見た(☆4.5)

仮面ライダーエグゼイドトリロジー アナザー・エンディング 仮面ライダーゲンムVSレーザー

止めてくれ。あいつは生まれるべきじゃなかったんだ。

去年リアタイで追っかけた仮面ライダーエグゼイドのVシネ三部作の第三弾。遂に最終回である。
飛彩(ブレイブ)と大我(スナイプ)、パラドとポッピーに続き黎斗(ゲンム)と貴利矢(レーザー)がメイン。
今回も前々回の教訓を活かし早めに出動したおかげで無事パンフゲット。3つ揃えることが出来た。 それにしてもすごい行列だった。。これも最後だと思うと少しさみしいな。

第三弾では「ゴッドマキシマムマイティX」を手にした黎斗が仕掛ける最後のゲーム「ゾンビクロニクル」により、世界が大パニックに陥ってしまう。 「ゴッドマキシマムマイティX」はゲームを産み出す強力な力を持ったゲーム。 その力を持った黎斗を止めるカギの存在に気づいた貴利矢は1人ゲンムに立ち向かう物語。

黎斗と貴利矢というとクリスマスの悲劇から始まって両者バグスターとして復活するというなんとも不思議な因縁が続く関係。
2人が復活し、黎斗がエム達に協力するようになってからいつの間にか謎のコンビ感が出来上がっていて(主に貴利矢が寄せてあげた感)、クリスマス事件は忘れさられたような関係が続いていたわけなんですが。。
今回はそんな彼らが改めて敵として対峙することになる。
アクションシーンはラスボスらしくド派手な技を使って今までで一番CGが多用されて見応えのある戦闘だった。
3部作の最後でありエグゼイド最後の映像作品であるからか、ほとんどゲスト的にだけど飛彩、大我、ニコ、ポッピー、パラド、エム、正宗と主要メンバーほぼ全員出演でとても良かった。
それぞれの想い、それぞれの成長、それぞれのこれからを纏めて、あのエンディング。
ほんとによい3部作でした。
ここではあまりシナリオについてのネタバレを言いたくないのでふわっとした感想になってしまったがしょうがない。
個人的にあのエンディングは大好きです。その目で見て。
さて、これにて仮面ライダーエグゼイドは終わり。
本編を追っかけて見ることが出来、ファイナルステージも行くことが出来、3部作も無事全て見終えました。
本当によい作品に出会えたことに感謝。ありがとうエグゼイド。

...さて、もう一度、録画した本編でも見返すかな。
「ノーコンティニューで、クリアしてやるぜ!」


監督:鈴村展弘
脚本:高橋悠也
配給:東映ビデオ 主演:檀黎斗(岩永徹也)、九条貴利矢(小野塚勇人)、檀正宗(貴水博之)


以下、ネタバレあり。既に見た人向け感想。



  • 全編通して黎斗が辛い感じだった。誰からも理解されない神の才能...。
  • 黎斗は本編から自らの神の才能を示すために純粋過ぎる信念を持ち合わせているキャラクターだったけど、トリロジー全編ではそれがほぼ純粋な悪として遺憾なく発揮されてたね。(本編ではエム達との利害の一致があっただけだしね)
  • しかし、その才能を最大限発揮させたゲーム「ゾンビクロニクル」は恐れられ、正宗からも「お前は生まれるべきではなかった」と否定され、次第にどれだけ才能を見せつけようとしても自らの才能を理解してくれる者は誰も居ない、と黎斗自身もそう感じているようだった。。
  • "生まれる時代を間違えたか..."
  • そこへ現れたのは九条貴利矢。理解者ではないけど、おそらく黎斗が求めている"何か"に唯一一番近い存在だと思う。
  • 「永夢たちと過ごして、命の大切さとか、1ミリでも感じなかったのかよ…」という貴利矢に対し、「だからこそゲームマスターとしてこの生命を復活させるゲームを開催したんだ」と返す黎斗。
  • 命の大切さを感じなかったことについては否定しない黎斗。
  • 貴利矢の方もこの2年間で、クリスマス事件のことは別としても黎斗に情が移るぐらいにはそれだけの時間を過ごしてきたんだろう。だからこそ尋ねたんだろうけど。
  • 本当に生まれる時代が違うような、相互理解出来ない関係が印象的だった。
  • 一緒にクロノスを倒す連携を見せたり「おい神!」「ふん。分かってきたか!」と言い合う仲になったとしてもどうしてもお互いの理解が一致しない。
  • あのときの貴利矢の笑いは色々な想いを含んでいそうで相当切ないな...。
  • ゲームと言う媒体を通してでしか、他者と関わることが出来ない男...。
  • "今の私は檀黎斗だ"
  • 黎斗は神ではなくなり、貴利矢は人に戻りつつある、という結果で終わった三部作。
  • ゲーム病で消滅した人々を救う未来に近づけたエンディングとなったのかな。奇しくも黎斗の手によって。
  • 自分の才能を自分で証明したかった黎斗は未来で待っていることだろう。
  • "またな"